世田谷の木村ぶどう園

ART in FARM は今回はじめて立川市内を脱出。
都市農地の最前線?でART in FARM を実践することになりました。

そこで、この連休のさなか、世田谷の木村ぶどう園に行きました。
今回は、早稲田社会科学部の学生さん達一緒に、ART in FARMをしようというこころみ。

世田谷在住のメンバーが代表になりました。
予備調査だったので、当日は、井上、宗政、早稲田の卯月教授と学生5名(欠席3名)が参加。
二子玉川からバスに乗って野毛2丁目のバス停から歩いて3分。
多摩川の崖線の坂を上る手前にこつ然と、その葡萄畑が現れます。


ぶどうの種類は、富士稔、高妻、紅瑞宝、ゴルビー、ハニービーナス、シャインマスカット、等等大変おおい。もぎ取り主体のせいかもしれません。


8月の末に「もぎ取り」をするそうです。
詳しくはWEBで(笑) http://www.budougari.com/

一日およそ1000人が行列することもあるそうで、あっというまに売り切れてしまうとのこと。

それ以外に、この農地では周辺住民と防災訓練を行ったり、農園でのピザパーティー、ぶどうのないときはイチゴ狩り、夏野菜狩り等、すでに都市農地の多様な使い方を実践していて学ぶことが多い経営です。
棚の下には、鶏や烏骨鶏が動き回っている。これも直売しているのかな?
晩秋、葡萄の後は棚したに冬野菜も植える。まさに多層、多様の土地利用だ。

そんな中で、ART in FARMを今年行うことになった。
テーマは「葡萄畑でのコミュニティーアートの実践」時期はまだ決まっていないのですが、農園主木村さんとの話しで10月ぐらいになる予定です。
ただ、地域との関連で何回か行えるようにと学生さん達と話をしましたが、どうなるかはわかりません。




住宅地に囲まれる、「木村ぶどう園」
葡萄は、やはり立川より早い。都市は暖かいを実感。もうすぐ開花しそうです。


「夏等、周辺にエアコンの空気が蔓延するので、郊外のぶどうより早く成熟する」


という木村さんの言葉に「正に都市農業」とうなずくメンバー。

長くドイツで暮らした卯月教授が「秋の紅葉もきれいでしょうね」と聞けば「紅葉はきれいとはいえないね」と少しがっかり。
寒暖の差が秋にでないせいだ。裏返せばこれも都市農園の姿。

気を取り直して、園内を拝見。今が盛り、イチゴのハウスへ。


レンタルの蜂が隅にいる。よく見ると既に、イチゴの脇には、キュウリの苗が植えてある。
イチゴの後には、キュウリ狩りかな??


この農園はほとんど出荷をしていないそうです。
ぶどうも注文宅急便出荷を除き100%もぎ取りと聞き、都市での農地のあり方の一部が透けて見えた感じです。

さて、この農地で、どんなART in FARMが行われるか楽しみ。



どうしたら、周りの人たちが農地の現状と未来を語り合える「場所」づくりが出来るか、立ち止まり、語り合い、行きとは違い、かなり長い時間をかけてバス停まで歩いた参加者たちでありました。






立川北口農産物直売所に行ってきました

2012年2月4日(土)
本日はAIFのメンバーで立川の農家が共同で運営している直売所に見学に行きました。
なんとも気持ちのいい晴天、直売所日和です。


立川北口農産物直売所。
立川駅北口から数分、昭和記念公園のみどりの文化ゾーン入り口の手前に位置しています。

午後1時。開店30分前というのにすでに10名ほどの行列が。
その列はどんどん長くなって開店前には100名以上の長蛇の列に!
ここのところの寒波の影響で農作物が高騰しているせいもあるのか、予想以上の行列です。

そしていよいよ開店。
先頭陣はお目当ての野菜に走ります。


あっという間にかごいっぱいに野菜を詰めて、今度はレジへ行列~。
さらにスゴイ人!!




すっかり勢いに乗り遅れたところで、
どんな商品があるのかゆっくり見学してみましょう。



農家さん手書きのPOP。愛情を感じます。





めずらしい色や種類の野菜もあります。




食卓に欠かせない定番野菜。
どれも今朝取り立てなので新鮮です。





AIFメンバーもお買い物~。






そしてレジまでのあの長蛇の列に挑戦。
並びながら隣のお母さんに話を伺いました。
直売所が開催される水・土曜は毎回いらっしゃるというお母さん。
野菜は立川産の新鮮なものが近くで手に入るので、スーパーマーケットより直売所で済ませるそうです。

いつでも多くの品数を揃えているスーパーマーケットに対して、直売所では品薄の野菜は早いうちに売り切れてしまいます。
だからお目当てのもの、少しでもいいものを手に入れるために開店前から長い行列を作るのでしょうね。
季節のものが新鮮で安く手に入るのは地元の特権ではないかと思います。
AIFメンバーが直売所で手に入れた野菜たち。今回はちょっと珍しい赤いカブや白・黄色のにんじん、八つ頭を選んでみました。
今日の晩御飯はこの野菜たちで決まりっ!






家に帰って、野菜を広げてみました。
普段のスーパーではなかなか手を伸ばさない野菜でも、
直売所で見かけるとなんだか身近に感じて「食べてみよう!」という気分になります。





まず、カブとにんじんは手作りのバーニャカウダで!





カブのパリパリした食感や、甘さ控えめな白と黄色のにんじんがバーニャカウダのソースにぴったり!ワインのお供にしたら、あっという間になくなってしまいました。


そして、八つ頭は・・・??
肉じゃがを八つ頭バージョンにアレンジしてみました。





さらに、お味噌汁にも大根と一緒に八つ頭を入れてみました。





とろっとした歯ざわりと甘みが口の中に心地良く広がります。
食べていると不思議と優しい気持ちになります。
直売所の野菜には、生産者さんのお名前が記載されています。
「この野菜はどんな農家さんが野菜をつくっているのかなぁ?」と想像しながら食べるのも、
直売所の野菜の楽しみのひとつだと思います。

今回も、作り手の農家さんを感じながら、残さず美味しくいただきました。
ごちそうさまでした!





最後に立川の農業を支える頼もしい若手農家のお二人です。
撮影のリクエストに「今日はニキビっ面だから嫌だよ~」と言われ『逃げられた』と思ったのですが、
車にジャケットを取りに行って帽子をかぶって戻ってきてくれました。
そんな優しくてサービス精神旺盛の彼らの一面が見られるのも直売所の嬉しいところですね。
ありがとうございました。


立川北口農産物直売所の開店情報です。
・開催日: 毎週水曜・土曜日 (6月-8月は月曜日も)
・時間: 13:30-17:00 (商品により早めに無くなります)
・場所: 立川駅北口から徒歩数分、昭和記念公園のみどりの文化ゾーン入り口の手前に位置
・地図: http://g.co/maps/jtm49





東京の農地を見に行く 日野市・農家めぐりへ 第5話 最終回

近所に農地があったのに、ある日突然、農地がなくなり、住宅地やマンションに変わった。 
「そういえば何を作っていた畑だったのか?」
 「畑のおじさんとも話をしてみたかった……」
そんな思いを私達は以前から持っていました。
そこで、農地と農家を訪 ねる小さな旅をしていこうと思います。



東京の農地を見に行く 日野市・農家めぐりへ 第5話 最終回


里山があり、田圃がある
さあ、それでは石坂ファームへ!平山地区から新井・落川地区へ、赤い車は走ります。

日野七福神・弁財天の高幡不動尊を通過して、京王百草園を越えて、多摩丘陵の高台をあがっていきます。
風に揺れる多摩丘陵の木々がきれい。
土の恵みが満ちている里山の風景がひろがり、ぽつん、ぽつんと点在する、むかしながらの農家の屋根、ここが東京かしらと目をみはります。

「ひゃくくさ、いいところですね」
「(百草)もぐさって、読むんだよ」
車中でも、楽しいAIFのメンバーです。

石坂ファームは、都内で里山が残る数少ない場所として、東京「農」の風景・景観コンテストにも選ばれている、とてもうつくしいところです。
澄んだ空気、太陽と共に刻々と変化していく空の美しさと、田圃がありました。

瓦葺きの屋根、炭やき小屋、玄関には藁のしめ縄かざり。
軒先きには大根の干し物。
ふくよかな石坂さんが笑顔で出迎えてくれます。

写真(石坂ファームと田圃の風景)







農作業で元気をくれる農家のおかあさん
「ちょうど、正月用の餅付きをしていたから。
さあさあ、ほらほら、つきたての餅を食べて、たべて」からみもち、野菜たっぷりの雑煮がどんどん手渡されます。

あいさつよりも、おいしいうちに食べて!と、農家のおかあさんの愛情いっぱい。
お昼ごはんで満腹のおなかでもやわらかなつきたてお餅は、入るところが違うようで、おかわりする人も。
写真(餅つき)


















400年以上続く農家を営む石坂さんは、都会の田舎の恵みをお裾けしたいと、石坂ファームハウスを作り、昔ながらの農業を行なっています。
ここでは、雑木林の落ち葉を使って肥料にしたり、お米を作った後の藁で藁細工をしたり。
農家の四季と自然の恵みを楽しむ畑の体験講座、「米作り講座」で稲刈りを体験など、多摩丘陵の自然豊かな里山の恵みを大切にした農家の暮らしを届けています。
写真(石坂さん)


「高齢者体験農園をはじめたんです。
作物を育て、自然を感じ、作物を収穫し、食べる。畑へ足を運ぶことが楽しみになってもらえたら」と昌子さん。
農作業は介護予防の意味もあると、農業と福祉をあわせて「農業福祉」とネーミングするなど、ひと味違う市民参加型の農業経営をされています。
明るい農家さんで、ここには穏やかな喜びがありました。
里山の情景と共にある幸福感、たくさんいただいて、感謝です。
写真掲載可* 石坂さん 百草 野菜全般、ブルーベリー、農業体験


日野の農地めぐりは、日野の農家さんと交流のある成田さん、村瀬さんのバックアップがあってこそ、実現しました。
楽しんで(?)、このプランに一緒に参加したAIFのメンバーは、それぞれの農家さんから、いろいろなことを教えていただきました。
ありがたいことです。
農地を見歩くことは簡単ですが、そこで代々農業を営んでいる農家さんと触れ合うことで、多くのことを知り学ぶことができるのだと知りました。
現場に行き、現状を見て農家の声を聞くことが大事だと、帰りの車中で話し合ったAIFのメンバーです。

今回お訪ねした日野の農家のみなさん、ありがとうございます。

東京の農地を見に行く 日野市・農家めぐりへ 第4話

近所に農地があったのに、ある日突然、農地がなくなり、住宅地やマンションに変わった。
 「そういえば何を作っていた畑だったのか?」
 「畑のおじさんとも話をしてみたかった……」
そんな思いを私達は以前から持っていました。
そこで、農地と農家を訪 ねる小さな旅をしていこうと思います。





東京の農地を見に行く
 日野市・農家めぐりへ 第4話


おいしいごはんを 食べにいこう

お昼は、村瀬さんのおすすめで、フランス創作料理の店「レストラン木馬」に行くことにします。
「レストラン木馬」では、地元平山地区などの畑から採れた新鮮で美味しい野菜をシェフ自らが直接仕入れて、メニューに取り入れていると聞いて、くいしんぼうのAIFのメンバーはわくわく。

かわいい木馬の看板が出ているお店のドアをあけると、すぐ横が広いオープンキッチン。
大根、蕪、人参、里いもなど、冬の採れたて野菜がダイニングの上にならびます。
その場で使う野菜を選んで、シェフが腕をふるって料理をこしらえているのが、どのテーブルからもみえる店鋪レイアウトに、心意気を感じて感激。



  
Photo1 アミューズのキッシュ。野菜がぎっしり詰まっています

ランチコースで、前菜はノルウェーサーモンのマリネ+平山野菜サラダ、平山の蕪を使ったスープ、メインは岩手県地鶏のオーブン焼き+平山のブロッコリー、ごぼう添え、自家製パン、珈琲、デザート。
丸くきれいなかたちの牛蒡がお皿に載ったのをみて、みんなで、Gさんの牛蒡掘りを思って、感謝していただきました。


それぞれの野菜の味がしっかり出て、野菜はすばらしい食材ですね。



  
Photo2 牛蒡、大根、ブロッコリー、里芋……。 
牛肉赤ワイン煮にも、地元の野菜たちがたっぷりと寄り添っていました。



召しませ やわらかい牛蒡 

「レストラン木馬のオーナー兼シェフは、地元みちくさ会の方々に旬野菜のレシピを考案して料理講習会を行なったんですよ」と、村瀬さんが話してくれました。
みちくさ会とは、日野市女性農業者の会。
現在24人で活動していて、旬野菜のレシピ提供だけでなく、日野の昔の料理レシピ、農の生け花の展示など行なっています。
「日野のホームページにレシピ集がアップされているので、よかったら見てくださいね」と成田さん。
成田さんは、みちくさ会の立ち上げから関わって、最強の応援団です。
「きょうの最後の訪問農家さんは、石坂ファーム。
石坂さんは、みちくさ会のメンバーさんです。




積極的なおかあさんで、他とはひと味違う市民参加型の農業経営をされているんですよ」


* フランス創作料理の店「レストラン木馬」
  東京都日野市平山5-12-3 神野ビル2階

  Google Map => http://g.co/maps/2xky5

東京の農地を見に行く? 日野市・農家めぐりへ 第3話

近所に農地があったのに、ある日突然、農地がなくなり、住宅地やマンションに変わった。
 「そういえば何を作っていた畑だったのか?」
 「畑のおじさんとも話をしてみたかった……」
 そんな思いを私達は以前から持っていました。
そこで、農地と農家を訪 ねる小さな旅をしていこうと思います。


■ 東京の農地を見に行く? 日野市・農家めぐりへ 第3話 ■

おどろきのトマト樽

「トマト樽栽培農家に行きましょう!」と成田さん。
日野市内で、平成21年にトマトの樽栽培システムが導入されて、年間通じて新鮮なトマトが供給できるようになりました。
その中の一軒、遠藤さんを訪ねます。

遠藤さんの畑は南平地区の住宅地の中。
トマト樽をつかい、ミツバチを飛ばして、トマトを作っているそうです。 興味津々。

車は南平住宅を抜けて、どんどん住宅街の中に入っていきます。

駐車場の前で、週末の休日を過ごすようなラフな服装で手を振る遠藤さん。

案内していただいた畑は、駐車場の隣にあるビニースハウス(温室)でした。

 ●Photo1 一歩足を踏み入れると、そこはトマトの爽やかな香りに満ちた空間!



靴を脱いで中に入ると、やわらかくって温かい空気。

きれいに横にならんだトマトがいっぱい、なんて気持ちがいい。

赤、黄色、緑のプチトマト、ルビー色のジュエルトマト、真っ赤な大玉トマト…。地面をみると土はなくて、丸い樽の中からトマトの蔓が生えていました。

トマトからトマトへと、ブーンと飛び回る蜂たち。
 「うわあ、すごい!」 
「このビニールハウスでは、『ひの樽トマト』とネーミングして、5種類のトマトを栽培しています。

クロマルハナバチ(蜂)を飛ばして受粉するので、健康なトマトに育ちます。

農薬はかけていません。

甘いから、採って食べてみてください」それではと、ひと粒もぎって口に入れると、爽やかな酸味と甘みがジュワッ。

 「うまあ?い!!」 
大喜びのAIFのメンバーです。



 ●Photo2 樽から元気よく伸びるトマトの蔓は、5メートルもの長さになるそう







トマト摘みもできるというので、籠をもらってさっそく収穫。

すこしでもおしいトマトを摘もうと、ぐっと近づくといろいろな形、みずみずしいままの色がよくみえて、ほんとうにきれいだなあ。

時々、味見をしながら摘んで、さらに少しおまけしてもらって、大満足です。

 ●Photo3 赤く熟したトマトを見つけては摘み取り。でも、青いトマトだってマリネにしたら美味しいんです








クロマルハナバチ導入!?
「住宅地のなかで、農作物を作れるのですね」「元々この土地にはアパートがありました。
それを壊して、このハウスを造りました。
アパート事業はこれからはリスクが伴います。
それに私は農業をやりたかったので、いろいろ調べたら、秋川で樽栽培で野菜を作っている人がいて、そうだ、これでいこうと思ったのです」オランダで購入した誘引の道具、トマト樽、クロマルハナバチ導入と、アイデアと工夫の、遠藤さんの農業スタイルそのものが、新鮮です。
元銀行マンだったという遠藤さん。
転向したのは13年前。
きっかけは、趣味の川釣りのご縁とか。釣り仲間で、信州大学で林学の教鞭をとる教授を師匠として、野生のきのこ栽培を一緒に行なったことから農業の道へ。
サラリーマンを辞めて、10年前から八王子の原木で、しいたけ栽培を行なってきました。
プロの農家として、独自のスタイルでトマト樽栽培に挑戦する意欲的な農業者さんです。

 ●Photo4 「ちゃんと受粉できているかな?」などなど、トマトの状態を細かくチェックする遠藤さん

東京の農地を見に行く 日野市・農家めぐりへ 第2話

近所に農地があったのに、ある日突然、農地がなくなり、住宅地やマンションに変わった。
 「そういえば何を作っていた畑だったのか?」 「畑のおじさんとも話をしてみたかった……」
そんな思いを私達は以前から持っていました。
そこで、農地と農家を訪 ねる小さな旅をしていこうと思います。


■東京の農地を見に行く 日野市・農家めぐりへ■第2話■

気になるのは 農地のブルトーザー

次に向うのは、同じ川辺堀之内地区のKさんの農地。
Kさんは、トマト、野菜全般などを販売しているとのこと。
坂道をくだって、細い農道をまっすぐに歩いていくと、広大な面積が一挙に目の前にひろがりました。
ここは、単独のスポット! 
畑の形、左右のひろがりが実におもしろく、樹木が畑を囲むように茂っていています。
















用水路や雑木林など日野らしい景観が広がる中に、Kさんの畑はあります



白菜を採っているKさんに、「きれいな景観ですね」と、
おもわずAIFメンバーの井上さんが語りかけると「どなたですか?」
「兼業葡萄農家で、景観デザインの仕事をしています」
「おっ、そうですか! 私は景観に興味があって、この畑では野菜づくりだけでなく、草花や樹木を栽培しているんです」と身を乗りだすKさん。
農地を食料生産の場として捉えるだけでなく、緑地として考えていると言います。
「私はね、この土地にある、二度と戻らない自然をのこしたい。
でも、代々受継がれてきた農家が代替りや様々な理由で宅地になっていくんですね」堀之内地区は区画整理事業地域ということもあって、途中、ブルトーザーが土ぼこりをあげて、開発中の農地の光景を見てきたばかりでした。
「まあ、悪い面ばかり見ていても仕方ないので、元気だしてやっていますがね」 都市部の都市農地の存続のありかたは、農業施策とあいまって大命題なのだと知りました。
農地訪問は、農地を見て歩くだけではなく、いろいろなおもいで、耕作している農家さんたちの話しをしっかり聞かなければいけないと思います。




















Kさんの畑で青々と元気に育つ青梗菜












 

東京の農地を見に行く 日野市・農家めぐりへ 第1話

近所に農地があったのに、ある日突然、農地がなくなり、住宅地やマンションに変わった。
「そういえば何を作っていた畑だったのか?」 「畑のおじさんとも話をしてみたかった……」
んな思いを私達は以前から持っていました。
そこで、農地と農家を訪 ねる小さな旅をしていこうと思います。


■東京の農地を見に行く 日野市・農家めぐりへ■第1話■

みなさん、こんにちは、AIF(アートinファーム実行委員会)です。
今年も、よろしくお願い致します。


近所に農地があったのに、ある日突然、農地がなくなり、住宅地やマンションに変わった。
 「そういえば何を作っていた畑だったのか?」
 「畑のおじさんとも話をしてみたかった……」
そんな思いを私達は以前から持っていました。
そこで、農地と農家を訪 ねる小さな旅をしていこうと思います。


東京の農地を見に行く
日野市・農家めぐりへ
第1話

昨年の年末にAIFの4人は、日野の農家に詳しい、成田さんと村瀬さんにご案内いただき日野の農地ツアーに出かけてきました。

その話題を写真とともに、5回にわたってご報告します。 

                    
日野をご案内します!

日野は「緑と清流のふるさと」。
多摩川と浅川が流れ、そこから引かれる用水路がいたるところにあって、澄んだ水がたゆたゆと流れています。かつては稲作が盛んに行なわれ、穀倉地帯として知られていたそうです。
長閑な風景が続くなかを赤い車で走りながら、多摩丘陵と日野台地に河川という、変化に富む地形に目を奪われます。
隣市の立川から来たAIFのメンバーは、多摩川を越えるとこんなにも町並が違うのだと、ちょっとびっくりです。



農家めぐりにあたって、日野市の農業の予備知識を。
日野の農家は348戸。ほとんどが野菜作り農家で、米を主とする農家はごくわずか。
かつては河川に沿った低地では稲作が行なわれていましたが、昭和40年代から都市化が進み、農地が次々と宅地に変わり、いまは住宅地と隣り合って農家が散在しています。
日野市は認定農業者支援や、市民による援農制度をつくるなどして、都市農業の特性を生かした展開を図っています。
個人直売、即売が盛ん、日野市内の全小中学校では学校給食に地元野菜を取り入れる、市民と農家との交流づくりとして体験型の農園、女性農業者の活動支援など、積極的に行なっているところです。



牛蒡って
深い土のなかにあったの!?


さて、最初は、日野市役所近くにある川辺堀之内地区の農地から。車を降りると、寒風がビュービュー吹いています。日野の広大な台地と2つの川から吹き抜けてくるのでしょうか、気温もぐっと下がります。
コートの襟をたてて、ゆるやかな坂道をあがったところで、農家・Gさんに会いました。

 (写真: Gさんを囲む、AIFのメンバー)











道のまわりには用水路と古い農家とお地蔵さん。
道端にはいろいろな野の花が咲いていて、寒風のなかでも、きもちはほっこり。
「Gさん。お元気そうで、よかったわ!」と、駆けよる成田さんと村瀬さん。突然声をかけられて、畑で牛蒡掘りをしていたGさんと義理の息子さんが顔をあげると、そこにはAIF農地ツアーのご一行が。
ちょっと、びっくりさせてしまいました。
AIFメンバーは(井上さんをのぞいて)、牛蒡掘りを見るのははじめて。傍のシャベルが付いている機械が目について、質問。
「これは何ですか?」
「牛蒡掘りの機材です。牛蒡は直根で土中深く根を入るから、シャベルで側面を深く掘り、ゆっくり牛蒡が途中で切れないように引き抜くんだよ」
素手で土を掘って、グッとひっぱるだけだと思っていました。
力と丁寧さがいる作業です。
1本ずつゆっくりと、引き抜いて、まっすぐな牛蒡が野菜コーナーに並ぶのだと知りました。

(写真: 牛蒡を一本一本ていねいに地中から抜き出すGさんの息子さん)





身近かに旬の野菜
Gさんは、地元の学校給食に野菜を納品して20年。

新鮮な野菜を子どもたちに届けています。
日野市では、学校給食に日野産野菜を約25%(21年度実績)利用しているとGさんから聞いて、地産地消が根づいていることを知りました。
市民の食の安全を第一に考えて、地産地消を日野はえらいな、日野の子どもたちは、安全安心でおいしい野菜を毎日食べられて、いいなあ。
「給食献立表に、Gさんの畑で採れましたと書いてあるんだね。それをみて、子どもたちが農家に親しみをもってくれるのが、また嬉しいね」とGさん。
野菜を食べて、作ってくれた農家さんのことを考えたり、食べてくれる子どもたちのことを考えながら作付けの計画や、実りを確認できるのは、とても贅沢なことですね。 
畑仕事は重労働で、腰を痛めて何度も入退院を繰り返してきたGさん。子どもたちの健康のために、後継者の娘たちとこれからも頑張りますよと、笑顔です。

 (写真: 学校給食に使われる野菜が育つ畑)



 (写真: 収穫された牛蒡に笑顔がこぼれるGさん)

日本経済新聞社に掲載して頂きました。見る聴く触れる味わう アート@都市農地

日本経済新聞社に掲載して頂きました。

「見る聴く触れる味わう アート@都市農地」


日本経済新聞社のリンクへ(外部サイトへ)




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ランドスケープワークス2011

「ランドスケープワークス2011」(マルモ出版)にて、
アート・イン・ファームの活動が取り上げられました。

http://www.marumo-p.co.jp/landscapedesign/tabid/56/Default.aspx (外部サイトへ)



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小平市:景観セミナー

アートインファーム実行委員でもある武蔵野美術大学の吉田慎吾さん、井上、そして三梨さんにも御手伝いいただき、小平市の農風景を少しでも美しくしようと、市民とのワークショップを小平市の依頼で開催致しました。
古いビニールハウスの改装と言うテーマで,22日23日の両日市民との共同作業で行い、途中段階の処までいきました。
前後の写真を見比べて下さい。
まだ未完成で、これからさらに手が加わります。どうなるかも含めて楽しみです。
次ぎのセミナーは11月12日の土曜日です。
小平市民はもとより、お近くの方は是非参加して下さい。
詳しくは小平市景観セミナーまで
http://www.city.kodaira.tokyo.jp/event/022/022569.html





















上:改装前の風景:ビニールの暗い感じが、野菜のさわやかさを乏しくしている。


下:改装後の風景:
  アースシートで、全体はシックになり、黒板ペイントの値札と籠が素朴さを。
  寒冷紗の暖簾が、さわやかな感じを醸し出している。





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